平成17年8月7日() 8:30〜13:30
会場■阿武隈川・昭和大橋(桑折町)下流左岸川原 →(こちら地図


朝7:00。実行委員会スタッフが集り、「川リンピック旗(三輪+川)」が掲げられる。


そして広い川原に人々が集い始めた・・・

約130人が川原に集結。9:00開会式開始!
 

大会実行委員長・阿武隈川玉五朗さんより開会の挨拶。
「『母なる川』と呼びつつ、いつもご無沙汰している阿武隈川へ親孝行の大会です。思いっきり川と遊びましょう!」

  
聖火着火は宮畑縄文探検隊のみなさんによる「縄文式火おこしの儀式」で着火!
縄文式土器に火が点りました。
点火と同時にパパパンと12連発打ち上げ花火(5本450円)が鳴って川リンピックのスタートです。

 
左)準備体操。これは水切りの運動。全員が水切りの格好を1、2、3とやっている。
右)福島青年会議所但木理事長、だて青年会議所太田理事長による始球式ならぬ「始石式」(ちゃんと手袋してます))。
これより競技スタート!


ちなみに開会式の最中、すでに泳いでいる2名がいました。


水切り

 
水切りは川に向かって投げた石が何段跳ねるかを競うのであります。
判定はKOC(川リンピック実行委員会)公式審判員・サガラさん(右写真の黒いTシャツの怖い感じの人)の厳しい目が性格に判断します。

 
年齢は関係ない。みんなで競うのです。

第一回の川リンピックなので、今回の優勝はもちろん「世界記録」。
成績は・・・・子供のほうが強かった。
優勝 内藤涼介くん(小学生) 10段
準優勝 八巻夏海ちゃん(小学生)8段
3位 小野澤友成さん(32歳)8段
(同点は年齢上が負け〜大会規則による)


石積み

これは、とにかく、どーやってもいいから石を高く積めばいいのです。

 
単純ゆえにみんな夢中になるのです。大人も子供も入り乱れ。

  
限界、の状態で審判が計測します。右のはすごいでしょ。

成績(世界記録)は
優勝 山本龍也さん一家 139cm
準優勝 小原組 133cm
3位 八巻姉妹 97cm


にぎやかな川原になりました。


スローロープ投げ

川の救命道具「スローロープ」。川に流されたり溺れたりした際にロープを投げて救います。
川遊びをする際はかならずこういった道具を持参下さい。
このスローロープを正確に投げる競技です。
前方にあるカラーコーンが目標で、投げた位置で10点〜0点と点数が決まっていて、3回投げた合計点で競います。

  
投げ方を教わりながら練習、そして本番。

 
結構むずかしいです。子供たちも真剣そのもの。

成績(世界記録)は
優勝 安彦英登(5歳) 20点
準優勝 安彦圭悟 16点
準優勝 森川雅貴美 16点
・・・写真は子供だけですが、大人もたくさん参加したのです。
結果はすべて子供が独占。大人ってダメねー。


火おこし

宮畑遺跡探検隊から縄文式火おこし器を借りて、火がつくまでのスピードを競うのです!

  

  

横棒を上下させて巻きつけた紐をねじらすことで、縦棒を回して摩擦で火をおこします。
なかなかつかない、という話ですがどうしてどうして。みんな火種が出来てます。

成績(世界記録)は
優勝 古山秀之 8秒
準優勝 木村哲弥 17秒
第3位 山崎マサトシ 27秒
これはさすがに1位2位は大人。
優勝の古山さんが筋肉もりもりのトライアスリート。圧巻の8秒でした。
(3分近くかかる方もいます)


競技と平行して川ではカヌー体験も実施。多くの方が順番に楽しんでおりました。

 
いろんなカヌーが出てきてくれました。

 

テントでは福島青年会議所による水餃子(感動的美味さ)サービス。出店もありました。

 


石なげ

これも単純。石を投げる距離を競います。はい。
さすがにこの競技は年代別に分けました。

 
年代別に石の大きさは違うのです。

 
写真は子供ばかりですが、大人もやりました。ほんとに。

各部門の成績(世界記録)は
幼児の部 優勝 菊原陸
子供の部 優勝 ヒルカワケンタ 6m20cm
中学・大人女性の部 優勝 山崎マサトシ 6m26cm
大人の部 優勝 高橋勝義 6m05cm
(大人の石は重いのです)


宝さがし

川に入れた絵柄入りの石3ケを早く探すのを競います。
順位は予選をやって決勝で決定。

 
どこだどこだと探す競技。子供たちが熱狂して大人は参加する余地なし。
水がにごるので探すのも大変でした。

 
魚の絵の入った石を発見。
そして子供らはどんどん川に入ってしまうのでした・・・・。

成績(世界記録)は
優勝 森川雅貴美
準優勝 八巻夏海
3位 オガタコウキ


扇当て

下左写真の扇付き船。那須与一を目指し、扇に石をぶつけます。正確さを競う。これも勝ち抜き戦い。

 
子供たちの熱狂は続く。
みんなドンドン川の中に入っていくのが楽しい。

 
こんな競技、誰が考えたのでしょうか。とっても好評でした。
盛り上がりすぎていつまでたっても終わらない。
と、空の雲行きがあやしくなり、雨がぽつりぽつり。
大会規則に則り(?)急遽決勝は優勝のみ決めることに。

成績(世界記録)は
優勝 内藤涼介

内藤君は水切りに続き、川リンピック2冠達成。


川走りリレー

 
3名が川の中を走ってバトン(でなく石)をつなぐリレーです。
大人も子供も関係なし。
ただし、雨がパラパラきたので参加チーム限定。6チームのみ。
2チームづつ競いました。タイムトライアル。

 

成績(世界記録)は
優勝 福島焼き鳥党チーム
準優勝 福島クレージートライアスロンクラブチーム
3位 宮崎チーム

福島焼き鳥党チームがなんと現役トライアスロンチームに勝利。
同情を引くようなレース展開をし、アンカーでトライアスロンチームは転倒ハプニングの結果でした。


以上、競技終了。
で、大粒の雨。すごいタイミングでした。大昼食会はテントの中で立ちながら。

 

 

 


雨が上がって12:50閉会式。

 
阿武隈川の支流・逢瀬川でイベントの中心的活動実績の遠藤光一さんより講評。
そして表彰。各部門の優勝には石メダル(川原の石に紐をつけたもの)を!

 
大人も子供もスタッフもみんな選手になってました。
それぞれおめでとうございます!

また全員に記念品として今日の日付を一個一個丁寧に記した石を持って帰っていただきました。

決して高価じゃない(っていうか無料)だけど、一個一個に思いがコモッテます。

川、水の遊びは本当に楽しい。
やってみて実感しました。
終了後も、数名の子供たちはずっと阿武隈川に入って泳いだり水浴びをしていました(下写真)。


かつて「よい子は川で遊びません」と看板が掲げられた時代があって、格好の遊び場である川からみんな遠ざかってしまいました。
そして阿武隈川は東北の1級河川で2番目に汚い川と言われるようになってます。
「遊ばなければ始まらない」
川をきれいにしよう!という行動は、
川遊びは楽しい、だからきれいにしたい!という思いから始まってほしい。
そういう目的もあった川リンピックでした。

みなさん
どうお感じでしたか。

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ご協力ありがとうございました。
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